スタッフのらくがき帳

パンダとカメ  香田です!

「上野動物園のパンダご懐妊」のニュース報道が最近あった。

 

いや、それはそれでおめでたいことなのだが、

どうも気に食わないのが「報道のあり方」である。

 

なぜ、あの愛らしいパンダのセックスシーンを何度もオンエアするのだろう?

 

人間にプライバシーがあるなら、パンダにもあるはずだ。

 

人間のノーカット・セックスシーンを堂々とオンエアした上でパンダも、

というなら話は別であるがそうではない。

 

パンダが実に気の毒になった……。

 

パンダ以上にかわいそうなのが、カメだ。

 

「交尾した状態で化石化したカメ」のニュースは、記憶に新しい。

 

………そっとしといたれよ、なんで写真付きで大々的に報道するかな……

 

新聞報道の要旨はこうであった。

 

「……カメの繁殖場所の近くには、火山性有毒ガス等で危険な場所があり、

 当初は安全な場所で交尾していたカメのカップルが、その行為に夢中になるあまりつい危険な場所に侵入して死に至ったと考えられる………」

 

コレ、ものすごく上から目線の、カメを笑い物にした報道だと思いませんか?

 

人間がセックス中にガス中毒でつながったまま死んだとしたら、

この記者は同じような記事を書けるのだろうか。

 

カメにはカメの事情があったかもしれないのだ。

 

「なぁ、あんた。雨がちょっと強うなってきたで」

 

「カメへん、どうせワシら道ならぬ恋や。

 ええ道行きやないか、ふたりで濡れてこか………」

 

許されぬ恋に身を焦がすカメのカップルは、一計を案じる。

 

……どうせ叶わぬ恋ならば、来世は添い遂げられるよう繋がって死のか……

 

「交尾した状態のカメの化石」とは、

もしかしたら曽根崎心中ばりの悲恋物語だったかもしれないのだ。

 

ウチの事務員のひろみちゃんが、先日こんなことを言っていた。

 

「どう考えても、動物も感情があるようにしか思えないんですよね。

 最近、こんなことがあったんですよ」

 

ひろみちゃんは会社の裏にある路地を、アニマル・ストリートと命名している。

 

犬や猫がいつもたくさんいるのだ。

 

ある日ひろみちゃんがアニマル・ストリートにさしかかると、

貫禄のある猫が原付の座席に座っていて、

二匹の猫がなにか話かけていたそうだ。

 

正確には二匹の猫が必死で貫禄のある猫にニャアニャア語りかけていて、

それに対し時々貫禄のある猫が威厳のある声でニャアと言ってたらしいのだ。

 

それを見た純粋無垢なひろみちゃんは、

 

「……猫の世界にも集会はあるんや……」と思ったそうだ。

 

ボクはこの話を信じる。

 

なんか信じた方が世の中丸く収まるような気がするのだ。

 

人間だけが祝福された存在ではない。

2012年06月29日 | カテゴリー:スタッフのらくがき帳

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