スタッフのらくがき帳

ショパンとリスト(第1回)       香田です!

※以下のコラムは、香田の超個人的な音楽家に対する考察です。

 

 思い込み部分も多々ありますので、取扱いにご注意ください!

 

 

 

ボクはショパンは好きだが、リストは嫌いだ。

 

二人は「ちょっとしたツレ」で、

クラシックの世界では同じロマン派に分類される。

 

だが、作風もキャラも天と地ほど違うのだ。

 

リストのピアノ曲は、譜面ヅラを初見しただけで

嫌味というか悪意すら感じてしまう。

 

例えば、右手でそのまま弾いたら簡単なのに、

わざわざ左手で弾くように指示している場合もある。

 

つまり途中から右手と左手が交差するような弾き方になり、

わざと難解にしているとしか思えない作品もあるのだ。

 

これには二つの理由があるとボクは考える。

 

ひとつは観客への視覚的アピール。

 

リストはリサイタルを初めて開催した演奏家としても知られている。

 

つまりかなりの目立ちたがりだったのだ。

しかもアイドル的存在で

「リストマニア」と呼ばれた熱狂的な若いオネーチャンのファンを多数抱えていた。

 

つまり、自分の演奏を女によりカッコ良く見せるために

譜面をわざと難しくした。

 

もはやコイツの発想は、

女にモテたい一心でエレキギターを始めた中学生と同じだ。

 

もうひとつの理由は、

そう易々とはオマエらには弾かさへんぞ、という底意地の悪さだと思うのだ。

 

「ワシ、こんな曲書いてみたんやけど、どう? えっ、難し過ぎる?

ごめんごめん。ワシなんか楽勝やから、弾けると思たわ」的な嫌味なのだ。

 

対してショパンの作品は、主に彼の妄想が形となっている。

 

彼は子供の頃知り合いだったマリアという女性と大人になってから再会し、

プロポーズして婚約したが、結局婚約破棄されたことがある。

 

「あんな風采の上がらん病弱な男やめとき!おかあちゃんがもっとイケメンで稼ぎのええ男見つけたるさかい」

 

とマリアのおかんに徹底的に邪魔されたからだ。

 

ボクが思うに、きっとマリアも

「せやな、おかあちゃん。ほんならやめとくわ。

なんかあいつちょっとキモいとこあるし」

 

とふたつ返事でオーケーしたに違いない。

 

ところがショパンは婚約破棄されて以後、何回もマリアに楽曲をプレゼントしている。

 

変イ長調「別れのワルツ」はその中のひとつなのだ。

 

中学生が初めて付き合った女に振られて、

未練タラタラにうらみ事ともポエムともつかないメールを送り続けて、

気持ち悪がられてメアド変更されるのと何ら変わりない。

 

でも男なら、どうしたってショパンに肩入れしたくなるでしょう?

 

「別れのワルツ」のメロディアスで切ない旋律を聞くと、

一体どんなイイ女と燃え上がるような恋をしたんだろうと考えてしまう。

 

でもマリアは肖像画を見る限り不細工で、

しかも二人の関係はどうもプラトニックで終わったフシも見受けられる。

 

どこまで痛いんや、ショパン!

 

これに反しリストは好き勝手し放題。

 

ファンの女には手を出すわ、人妻と同棲を始めるわ。

 

常に超肉食系で、何でもあり。

 

生涯で30回程度しか演奏会を実施していないショパンに対し、

 

コイツは生まれつきの出たがりだから精力的にリサイタルをする。

 

オネーチャンのファンはますます増えて、

クラシックの演奏会なのに失神者が続出する始末。

リストはさらに図に乗っていく。

2013年07月09日 | カテゴリー:スタッフのらくがき帳

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