最近、息子とよくカラオケボックスに行く。
この間の火曜日など明け方の4時まで二人で熱唱した。
長男はカラオケが嫌いなので、次男と通っている。
ウチの息子はダムの精密採点で95点出すくらいだから、
はっきり言ってメチャメチャ上手い。
ボクは必死のパッチで89~90がせいぜいだから、
本来なら父親としては面白くないところかもしれない。
息子は高得点を叩き出すことが目的なので、
毎回真剣に唄うし邪魔をすると怒る。
父親としてはますます面白くない。
いつも『8時間耐久』でほとんど会話もなく唄い続けるので、
まるで修行のようなカラオケ大会となる。
息子はミスチルやコブクロ、ゆず等、『聴かせる』唄が好きだ。
ボクも大好きなのだが、点数でかなわないので唄わないことにしている。
だからボクは、主にSKEやAKBの曲にして、
MIX(例のタイガー、ファイヤー…の掛け声)やメンバーコールの
練習をすることにしている。
ついでにサイリュウムも持参して振っているので、
早い話、応援の練習をしているのだ。
『おとうさん…。前から思うててんけど、そんなことして楽しいんか?』
『何言うてんねん。楽しいからやっとんねや。』
『……そうか。楽しいんやったらええけどな。』
『なんやったら今度NMBの劇場行くか?めっちゃ楽しいぞ!』
『………いや、オレはええわ。』
どうも息子は本当に疑問を持っていたようだ。
先週おもしろいことがあった。
そのターンで息子は中島みゆきの『龍の背に乗って』で87点だった。
鳥肌モノのうまさだったが、思ったほど点数は伸びなかった。
ボクはてんとうむChu(AKBグループの次世代ユニット)の
『君だけにChu Chu Chu』をコールを入れて唄ったのだが、
なんと84点も出てしまった。
これには息子が怒った。
『なんでそんなふざけた唄が84点でオレが87点やねん!』
息子の『流星』が92点で、
ボクの『上からマリコ』が89点の時も怒った。
これだからカラオケはおもしろい。
ただ、SKEの曲を歌う時だけは、なかなか80点以上は出ない。
玲奈が画面に出ると、興奮して音程をはずしまくるからだ。